双龍図

我々二人が辰年と言うこともあり、
京都駅に降り立ってすぐ建仁寺に行きました。

京都といえば、
大徳寺、妙心寺、天龍寺、相国寺など、龍の天井画がありますが、
その中でも2002年に創建800年を記念して、
小泉淳作画伯が約2年の歳月をかけて取り組んだ「双龍図」は一番にいかなければならん!!と思ったんです。

双龍頭02

天井画はお互いに絡みあうように「阿吽」の双龍が描かれています。
顔は少し漫画っぽくもあるのですが、
108畳にも及ぶ水墨画の大迫力。
まるで空いっぱいに蠢いているような陰影による躍動感。
これは実物をみなければ写真では伝わらないですね。

描けずとも、
描くがごとく集中し、
作るがごとく妄想し、
双龍図が天井に描かれるまでの
壮大な800年のヒストリーに想いを馳せて
そのエネルギーを吸い込もうとして、

私の心はすぐにいっぱいになり、涙が溢れそうになりました。

そんな私のそばにいながら、
オットさんも私の心の中の儀式を邪魔をすることなく
自分の気持ちに正直にずっと上を向いていました。

そう、25年間一緒にいることができたのは
そんなちょっとした、タイミングの積み重ねであったり、
価値観であったり、
気持ちのやりとりだったりが許容範囲だったからです。
要は呼吸が合わないと私は人と一緒にいられないのです。

建仁寺のオットさん

そんな呼吸があった私だからわかることですが、

旅は始まったばかり…
なのに、この時点でこの男疲れています。

今日の1曲 Lizz Wright – My Heart

<明日に続く>

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