心の中におさめられたデータ

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古いデータを探していたら、
突然、姪の幼い時の写真が出てきて、
しばし眺めていました。

小さい時の弟の顔にそっくりだし、
息子の顔にも似ています。
そして私の小さい頃にも。

特に上から見た時の
頰と口元。
プチュッとついた小さなお鼻が
たまりません。

その姪も今年から一年生。
早いなぁ〜と。

そんなことを考えていたら、
それだけでどんどん時間は流れていきます。

古いデータはパソコンやハードディスクのどこからも
出てきませんでしたが、
気になる写真がいっぱい出てきて、
見ていたら、時間ばかり経って
とんでもないことになりました。

そして結局、
古い古い仕事のデータは
cdの中に入っていましたが、
今使っているパソコンでは全く読み取れませんでした。
使っていない古いパソコンがなんとか起動したので、
読み込んでUSBに入れて
今使っているパソコンに入れてみたら、
やっとこさ開きました。

調べたら、2007年に作られたもの。

開いたデータを見てみると、
その頃の自分の仕事が見えてきました。
古いバージョンのソフトでは
できないこともたくさんありましたが、
結構丁寧に頑張って作っています。
子育てをしながら限られた時間の中で、
頑張っていたのだな…と思います。

あの頃も今も、
しみじみ子どもの写真を見る時間などなかったけれど、
愛おしい子どもたちの
頰の柔らかい感触は覚えています。

そう、
頭の中におさめられたデータは
なかなか出てこなかったり、壊れたりしますが、
心の中におさめられたデータは
古くならないし、
こんなにも鮮明に蘇るものなのですね。




今日の1曲…Kenton Chen

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