身を捩るほど好きな物を弁当に。葛飾北斎にほんの少し迫る喜び

折に触れて、北斎の絵と向き合っています。
この弁当は数年前に作ったもので、
北斎の「諸国滝廻り ー 木曾路ノ奥阿弥陀の滝」をモチーフにしています。

北斎が生涯をかけて追い続けた「水の表現」。
その集大成とも言われるのが、この「諸国滝廻り」シリーズです。

偉そうなことは言えませんが、
私が特に心惹かれたのは、水が滝壺へ落ちる寸前、
一瞬だけとどまり、揺蕩う感じで描かれた、その表現。

身を捩るほど好きで、この絵を選びました。

作るのは大変だったか?と聞かれたら、大変でした。
でも、色英一さんの美しい弁当箱にぴったり収まって、
蓋に描かれたタコの顔が北斎にそっくりで、
完成したときは、身を捩るほど嬉しかったんです。

そして10月17日公開の映画「おーい、応為」。
北斎の娘・応為が主人公のこの映画で、
北斎役をなんと、大ファンの永瀬正敏さんが演じるんです。

まさに今、秋の弁当展に向けて北斎の絵と向き合っている私。
勝手にですが、ドキドキしています。

そう、いろんなことがありますが、
向き合って、作り上げて、
最後に“自分の作品”として発表できる喜びは、
何ものにも代え難いものです。

私は決して器用な生き方をしていませんが、
物を作ることに対しては誠実であるつもり。
そして、自分自身が清々しくいられること。
それが、何よりも大切だと思っています。

……なんだか、少し話がずれてしまったかもですね。
何が言いたかったんだろうね。


今日の1曲…”The Circle Game” (Minor Blues) – Nobuki Takamen Trio at Blue Note NY
昨夜東広島のブーゲンにて高免さんのジャズライブを観に行きました。
この報告は後日。
本当に良かったので、ゆっくり記事を書きたいです。

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