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バリバリ昭和世代のフォーマルの概念で
あるパーティに出席しました。
この写真を見ると、
年齢と共に上沼恵美子化が進んでいると
実感しますね。(今さらね)
今回のパーティで、
あらためてフォーマルなおしゃれについて考えました。
私は平成の頃にホテルのラウンジで
3年とちょっとの間、
歌手のアルバイトをしていました。
その時一緒に仕事をしていたピアニストが
なかなか厳しい人で、
歌手は8割は見た目と言って憚らない人でした。
ステージに立つときには
良い靴を履くこと。
お客様の誰よりも華やかであること。
何よりも品が大事だということを
何度も何度も言ってくれました。
それで私も高価なハイヒールを買う羽目になったんです。
おかげでアルバイトのつもりで歌っていましたが、
ギャラのほとんどは
衣装に消えました。
そして
30代から60代にあっという間に時は流れ、
山のようなドレス。
その山には今でも着れるものは少なく
この機会に新調しようと思い、
相当時間をかけて探してみたものの
今の年齢に合っており、
流行も押さえていて、
手頃なお値段のものがなく、
結局リボンが結べるくらいに長いタイがついた
シアー素材のブラウスを買うことにしました。
そして比較的シンプルな自前のドレスに
レッドソールのハイヒール。
4時間すると魔法がきれて足が悲鳴をあげましたが、
こんな時にはかずにいつはくか!って言いながら
無理やり足を入れました。
気分はシンデレラの意地悪姉さんで
はじめから拷問でした。
私だけでなく
オットさんはオットさんで、
衣装選びは大騒動だったんですが、
お互いにオシャレについて考える良い機会になりました。
何より、まわりの方々に刺激を受けました。
普段のオシャレはギリギリ更新できていますが
フォーマルは上書きできていない。
ましてや老いに入ってからのオシャレの難しさを痛感しました。
私もオットさんも。
それにしても
良い靴を履くこと。
華やかであること。
何よりも品が大事。
本当に良い教えです。
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