ギリギリのバランス

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今日の弁当は
ミャンマーの超絶バランス岩
チャイティーヨー。

ミャンマーの「巡礼地」である
別名ゴールデンロック。

山の上に巨大な岩が
今にも落ちそうな不安定な状態で鎮座しています。
度重なる地震にあいながらも落ちなかった理由は
岩の上に立っている仏塔に
ブッダの聖髪が置かれているからなのだとか。

そして、金色なのは
金箔を巡礼者が貼っているからで、
近くの売店で金箔が売られているそうです。
しかし、この金の岩に近づけるのは残念ながら男性だけ。
女性はちょっと離れたところで見るだけです。

そうそう、これは余談なんですが、
仏教の聖地巡礼は
現代でも男女差別残っていますよね。
理由が「穢れ」とか「不浄」と言われますが、
言われていい気はしません。

さて、私もそれっぽく見せるために
ハンバーグに金箔を貼りました。
「穢れ」「不浄」の手で。

白いご飯を盛り付け、
青色に着色したご飯を2色用意して
グラデーションになるように敷き詰めます。
レタス、味付けほうれん草を飾り、
黒米で色のついたご飯をのせます。

そして、そこにメインの金のハンバーグをのせて、
仏塔は薄焼き卵にオブラートアート。
雲はメレンゲの茹でたものを飾って出来上がりです。

お察しの通り、
ハンバーグに金箔を貼る作業が
予想以上に難しかったです。

本当に薄いので
鼻息でくしゃくしゃになり2枚も失敗。
しかしそこで気を取り直して
蒔絵作家になったつもりで息を殺し
集中して貼りました。

なんでもそうだと思うのですが。
私は何か新しいことにチャレンジするとき、
その道の職人になったつもりでやります。
根拠はないけれど、
なんだかどこからか霊的なものがおりてきて
うまくいくような気がするんですよね。

そう、話はミャンマーに戻ります。

ミャンマー…
岩もそうですが、
今国内もヒリヒリするような緊張感が漂っていますね。

コロナに加え、
軍部のクーデターで
一夜にして情勢が変わってしまったというニュースを見て、
背筋が寒くなりました。

今まではなんとかギリギリ
微妙なバランスで成り立っていた民主化だったのでしょうけど、
コロナで混乱したこの時期にクーデターを仕掛けられたら
本当にゴロッとひっくり返ってしまったりするのですね。

「軍」というのは戦う専門家であり、
「勝つ」ためならば、手段や時期を選ばんのでしょう。

ですが、