たぬき寝入りのいなり寿し

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今日は「たぬき寝入りのいなり寿司弁当」。
きつねうどんが急に食べたくなったので、
お揚げを
昆布と乾椎茸とカツオでとった出汁でたきました。

いなり揚げは市販のものよりも
ずっと薄めの味。
甘さも控えめ。

いなり寿司も作ろうと思っていたので
油抜きをする前に
綿棒でゴロゴロやってから炊きましたが、
丁寧に開かんと
よう破れるよね。
(ちゃんと破って穴空いたよね)

上の方を切って、
私は箸を使って中に袋を作り、
少しずつ寿司飯を詰めていきます。

これまた箸を使って奥の方まで押し込みます。
最後に全体をぎゅっと手で包んで、
寝袋いなりの出来上がり。

やぶれたところは
チーズでごまかしました。
お安いお揚げは薄くて破れやすいから
いなり寿司の皮にはむかんね。

今日の弁当におかずはないけれど、
おかずの代わりに具沢山の豚汁をつくりました。

さて、
赤い帽子のおいなりちゃんは
息子が小さい頃、たぬき寝入りした時の顔を思い出しながら、
作りました。

わざと
「あれ、シオンくんもう寝たね」というと
口元が微妙に動くんです。
鼻が少し膨らむのです。

さらに顔を近づけると
ぶぶぶっと吹き出してしまうんです。

いつも読み聞かせの時に寝たフリをしていたのですが、
読み聞かせをやめてさっさと寝室を出て行こうとすると、
服を掴んだりしてね。

こちらも早めに切り上げて仕事をしたかったけれど、
たぬきのままでは
離してくれませんでした。

万年寝不足で、「いつまで続くのだろうか…」と
天井を見つめながらため息をついたこともありましたが、
いつまでも続かない。
今から思えばほんの数年でした。

目を閉じれば、
今でもその顔が浮かびます。
実際には振り回されっぱなしでしたが、
息子が天使だった頃。

今日の1曲…Ledisi – Anything For You

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