魂の叫びと蛇つかいの響き

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大好きな映画
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」

最近、オットさんご贔屓の女王蜂のアヴちゃんが
出演するミュージカルとして話題になっていると知り、
急に「あーあー好きじゃった!!」と思い出しました。

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は
冷戦下の東ベルリンに生まれ育った少年が、
性転換手術を受けて女性とも男性とも言えないカラダとなり、
自分のアイデンティティと愛を探し求めながら
アメリカでロックスター“ヘドウィグ”に変身していく物語です。

魂の叫びをジェンダーレスなロックという音楽に込めて、
熱唱する姿にとても感動しました。
そうそう、華やかで独特なビジュアルは
全世界でカルト的な人気を博したと記憶しています。

実はオットさん。
この映画を観ていないのです。
感想を聞くだけ無駄だと思っていましたが、
珍しく「かっこいい」と褒めてくれました。

最近、目で褒め言葉を強要している…とよく言われますが、
その特殊能力のおかげだと思います。

さて、
魂の叫びとはほど遠いのですが、
私も表現者の端くれとして、音楽をやっています。

ヴォーカルなのですが、
ピアニカやら簡単なパーカションやら、
音数の少ないワレワレのバンドに少し変化をつけるべく、
ちょびっとだけ楽器を練習しています。

それで先日息子の部屋からリコーダーを見つけたので、
数日前に洗って乾かして、
本日試しに吹いてみました。

すると!!なんと!!

下の”ド”の音からひっくり返って

ピー!!

ソラシド以外ちゃんと音が出ません。

近所の子どもが
忙しい時に聞いたらキー!!となるくらいの下手くそさで
「かごめかごめ」を吹いていましたが、

なんのなんの!!

私の方が数倍下手くそです。

オットさんに「これは絶対リコーダーが悪い」と言いましたら、
オットさんは「自信がある」とリコーダーを手に取り、
吹き始めました。

…

…

まるで蛇つかいです。

出そうと思って出せる音階ではないし、
たぶん譜面に書けない音だと思います。

その状態で、「かごめかごめ」を吹くのですが、

さすが蛇つかい、
中近東風味もあって、
お腹が砕けるくらい笑かしてもらいました。

しかもなかなか止めないので
腹筋が壊れました。

笑い死にするって実際あるな…と思いましたよ

今日の1曲…Hedwig and the Angry Inch “Origin of Love” 

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