灼熱の麗子

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昨日ブログでも書いた山口県立美術館の岸田劉生展のCMの話の続きです。
撮影は8月の後半に行われました。
わざわざ福岡からいらっしゃるディレクターとカメラマンさん。
そしてとっても忙しい運動部の女子高生。

我家に集まってもらえるわずか3時間が
打ち合わせと撮影可能な時間でした。

その短い時間の中で
撮影は女子高生の頑張りにかかっていましたが、
私はそれまでにお弁当をちゃんと用意して
とにかくスムーズに進むよう準備しなければなりません。

エアコンをかけているし、
冷蔵庫があるとはいえ、
時間とともに劣化していくお弁当(見た目)。

クオリティを保つ努力はしましたが、
例えば、
著しく崩れたり
運んでいる最中にひっくり返したり、
指が当たって歪んでしまうとか
想定される事態に備えて
とにかく作れるだけ余分に麗子を作ることにしました。

特に顔はすべて手作りのため、
作るのに時間がかかります。
1つダメになったら、撮影もパーですから、
大量のマッシュポテト以外に
着色した頭が3つ、胴体と腕も3つ用意しました。

さて、撮影が無事に終わり、
出演しなかった麗子の頭と胴体と腕が
バラバラの状態で3体分残されました。

私はこの撮影の食材をすべて食べることにしていましたので
それを冷凍庫で保管することにしました。

ところが先日、
冷凍庫を開けた瞬間に一人の麗子と目があい、
なんとなくですが、
このままでは嫌なのだな…と思ったのです。

CMには出演しなかった麗子ですが、
胴体とくっつけて仕上げ、
行きつけのお好み焼き屋さんに持って行きました。

我々以外に見たのはママさんだけですが、
すごく驚いて、
めちゃくちゃ面白がってくれて、
ワーワー言いながら撮影。

その後美味しくいただきました。

そう、お弁当箱ではおさまらなかった灼熱の麗子。

同じように作ったつもりですけど
微妙に顔が違うのですよね。

この麗子には熱い鉄板が似合います。

今日の1曲…Sly and the Family Stone/Stand!

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たくさんのコメントやシェアいただいております。
ありがとうございます。

おかげさまで、youtubeの再生回数も増えており、
驚くばかりです。
時間はかかるとは思いますが、コメントの返信もいたします。
皆さんのお力、心から感謝しております。

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