5月の空の下

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天気がイイので洗車しました。
屋根をパカーンとあけて、
ドライブするのも良いですが、
もう長いことあけていません。天井。

ただ可愛いだけの車です。

どこかに連れて行って!と言っているようですが、
今日はおウチで経理の仕事をしました。


そんなわけで、何もないので、
先日福山に行った時のお話の続きです。

あの日もすごく良いお天気でした。

みろくの里からトコトコ歩いて、
神勝寺 禅と庭のミュージアムに向かいました。
途中、グーグルマップの矢印がグルグル回って
私を迷わせようとしたのですが、
迷いようがない道なので、
たどり着けました。

目指すは白隠とアートパビリオン「洸庭」でしたが、
「洸庭」はメンテナンス中で入れませんでした。
今はメンテナンスは終わり公開中です。

仕方ないので白隠コレクションだけ鑑賞しに行こうと、
広大な庭を歩きはじめました。
オットさんのステージまでにみろくの里に戻らねばならず、
残り時間は1時間です。

ところが、歩き始めてすぐに

疲れました。

途中で、喉も渇き、お腹も空いたので、
五観堂でうどんを食べることにしました。

ところが、
スタッフの方から見て、確実に死角になる場所に通され、
確実に忘れられました。

後から来たお客さんが接客されているのを見て、
声をかけるも
届かず、水も出てこず、

誰にも気づかれることなく
お店を後にしました。

ここで、道に迷い、
大きく寄り道をすることになります。

そしてとうとう、階段を登れば夢の白隠コレクション!
というところで、
160段の階段が待っていることを知りました。

頭頂部からジワーと汗が流れ、
目を閉じて思いました。

「やめよう」と。

そこから、来た道を帰りました。
1時間なんてアッと言う間です。
がっくりと肩を落としてとぼとぼ歩いていた私ですが、

総門の近くにあった受付の建物が
昔テレビで観た藤森照信氏の建築物だと気がつきました。

周囲の自然と溶け合う建物にうっとりです。

私は表面を削った 松丸太が並ぶ歩廊のベンチに座って
この景色を眺めました。

この景色とこの空間を独り占めです。
じっと座ってじっとお庭を見ていると、
ついでにヒョコと寄るような場所ではないことが
よくわかりました。

白隠コレクションのことを教えてくれた広田先生が
そう簡単には観られないようにしてある…と
おっしゃってましたが、

そういうことか!と思いました。


ただ、普通に歩きやすい靴を履き
時間をかけていけば、
すんなり観られたと思います。

今日の1曲…Nica’s Dream -Denny Zeitlin

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